総合東京病院

ここでは腰部脊柱管狭窄症の名医がいることで知られる総合東京病院の口コミ・評判や特長、治療方針などについて紹介しています。

総合東京病院の口コミ・評判

  • 数年前にリニューアルした病院なのでキレイです。検査はスムーズに行われ、看護師さんの対応もよかったので、いい印象でした。
  • 初めて行く病院だったので不安でしたがドクターの言葉や態度もとてもソフトなので安心して治療を受けることができました。
  • 夜間救急でお世話になりました。電話の時点から丁寧な対応で、警備員の方から先生、看護師さんまでとても親切でした。また緊急の際は連絡してみようと思います。

脊椎脊髄センターを設置し専門医が外来診療

総合東京病院は中野区江古田にある総合病院です。前身は中野区や練馬区の中核的病院として役割を果たしてきた慈生会病院で、2010年に「南東北グループ医療法人財団健貢会 総合東京病院」としてリニューアルしました。

2014年9月には93床増床し343床となり、増床に伴い新病棟を開設することも決まっています。最終的には500床規模への拡張を目指し、段階的に規模を大きくしていく予定となっています。

総合病院なので一般外来として内科、外科、脳神経外科、整形外科、眼科、皮膚科、婦人科、泌尿器科など幅広い診療科目があるのはもちろんですが、その他に専門外来が設置されており、その中に脊椎脊髄センターがあります。

脊椎脊髄センターは2011年8月に開設。脊髄外科専門医が毎週土曜日脊椎脊髄疾患に対する外来診療を担当しています。また、日本脊髄外科学会の訓練施設として認定され、脊髄外科医育成のための基幹病院にもなっています。

脊椎・脊髄疾患は保存的治療に重点を置いているため、腰部脊柱管狭窄症においても鎮痛剤、コルセット着用、神経ブロック療法などから治療が開始されます。保存的治療が無効な場合に手術が考慮されるという治療方針です。

基本的手術は開窓術で、強い不安定性がある場合に初めて腰椎椎体間固定および椎弓根スクリュー固定の手術が行われます。

2012年4月~2013年3月の脊柱管狭窄症の治療実績(手術)は59件でしたが、今後は病床数も増え、中野区の医療機関で初となるPET-CTなど最新の医療機器の導入も進められているので、治療実績数は増えていくことが予想されます。

基本情報

◆病院名:医療法人財団 健貢会 総合東京病院
◆所在地:東京都中野区江古田3-15-2
◆診療時間:8:00~11:30、12:30~15:00
◆休診日:日、祝日、年末年始
◆アクセス:西武新宿線「沼袋駅」から徒歩10分

総合東京病院医師担当紹介

総合東京病院の脊椎脊髄センターには、脊髄系の疾患にも造詣の深い優れた脳神経外科医が3人在籍しています。院長代行であり、脊椎脊髄センター長でもある伊藤医師、副院長であり脳神経疾患センター長である沼澤医師、非常勤医師で総合東京病院以外の医院でも脳神経外科医長を務めている平野医師の3人です。

いずれの先生も、脳血管障害や脊椎脊髄疾患を専門分野としており、その経験や実績は非常に豊富だと言われています。

伊藤康信医師

伊藤医師は脊椎脊髄センター長を担当しながら、総合東京病院の院長代行も勤めており、病院にとって最も大きな存在だと言えます。「日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医」という資格を持っている方ですが、専門としている領域は、「低侵襲の手術をメインとした脊椎・脊髄外科治療」です。

低侵襲の手術を得意とされているだけあり、総合東京病院では、ご高齢の方でも問題なく手術が受けられると言います。他の病院では手術を断られてしまったという患者であっても、85歳前後までなら問題なく手術が受けられるような、体に負担のかからない手術を実施しているのです。

そのため、「低侵襲な脊椎・脊髄系疾患の手術ができる」と、伊藤医師を頼って、遠方から手術を受けに来る患者も少なくありません。

これほどまでに体に負担のかからない手術ができる理由は、伊藤医師が脳神経外科だからです。すべての手術を顕微鏡下で行い、脳神経外科のやり方であり「前方除圧固定術」という術式を利用することによって、体への負担を最小限に減らし、術後の回復を早めることもできるようになります。

脳神経外科医だからこそ行える低侵襲の手術は、本来の専門と言える整形外科医とは違った点からアプローチし、別のメリットを生み出せているのです。そんな伊藤医師の診療は、月曜と土曜の午前、水曜と土曜の午前で受けられます。

沼澤真一医師

沼澤医師は、東京総合病院の副院長と、脳神経疾患センター長という責任ある2つの職務を任せられている方で、他のお二人同様、「日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医」の資格を持っています。専門としている領域は、「脳血管障害」と「脊椎脊髄疾患」です。

また、その他の分野の資格も多数持っている方で、「日本脳卒中学会専門医」「医師臨床研修指導医」「日本脊髄外科学会認定医」などとしても認定を受けています。このことから、脳血管障害と脊椎・脊髄系疾患の分野で、他の医師に対して指導を行えるほどの実力を持っている方だということが分かるでしょう。

また、沼澤医師は、総合東京病院のグループ医院である南東北福島病院でも診療を行っているため、福島市内で沼澤医師の治療を受けたいという方にはこちらの医院もおすすめです。総合東京病院での沼澤医師の診療は、水曜の午前、月曜と金曜の午後で行われています。

平野仁崇医師

東京総合病院では、平野医師は非常勤医師として勤務されています。その他、東京総合病院のグループ医院である一般財団法人 脳神経疾患研究所付属総合南東北病院では脳神経外科の医長と、脊髄外科の科長を勤められている方です。

「日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医」としての資格を持っている脳外科医なので、脊椎脊髄センター長である伊藤医師同様、低侵襲の手術を得意とされていると考えられます。

非常勤医師とのことで専門領域に関して言及はされていませんが、その研究論文を見ると、脳神経外科よりも脊椎脊髄系の疾患に対する知識や技術が豊富であることが分かります。平野医師は非常に多くの研究をされていて、「不安定性を有する高齢者腰椎変性すべり症手術への棘突起プレートの有用性」「4. 脊椎脊髄手術における電気生理学的モニタリング」「腰椎ガス含有椎間板嚢腫の手術経験」などの論文を発表されているからです。